8月も終わり、外の景色も街の雰囲気も、だんだん秋色になってきます。
 一足早く、芸術の秋を体感してみませんか?


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前田家伝来の文化財を常設展示
 石川県立美術館
緑豊かな本多の森に囲まれてたたずむ県立美術館は、美術工芸が盛んな石川県のシンボル的な存在。加賀藩主前田家に代々伝授された文化財や古九谷などの古美術品、宮本三郎や高光一也など県内出身の作家の作品が数多く収蔵されており、常設展示の充実ぶりには目をみはらせるものがある。
水墨画・屏風・掛軸など日本の美を鑑賞
 富山県水墨美術館 
水墨画・屏風・掛軸など、日本文化の美を鑑賞することのできる、茶室や日本庭園を配した和風の美術館。静かな自然に囲まれた環境の中で、近代を代表する竹内栖鳳、横山大観、菱田春草をはじめ、富山県ゆかりの篁牛人、豊秋半二、そして現在、日本画壇で注目を集めている砺波市出身の画家・下保昭など、個性豊かな作家たちの水墨作品をゆったりと鑑賞することができる。
平成14年4月オープンの九谷焼専門美術館
 石川県九谷焼美術館 
再興九谷の舞台となった大聖寺に立つこの美術館の特徴は、九谷焼を年代順でなく様式毎に展示していることにある。「青手の間」「色絵・五彩の間」「赤絵金襴の間」と、それぞれの様式に合わせ展示室のデザインが大きく異なっているのも見どころだ。2階には、中国茶や日本茶を九谷の器で味わえる茶房と、九谷の現代作家のギャラリーがあり、九谷の魅力が重層的に堪能できるミュージアムになっている。  
国内唯一の漆芸を専門とする美術館
 石川県輪島漆芸美術館 
輪島塗の特色は、国内他産地にはみられない堅牢な下地にある。一つは、木地の上に地の粉(珪藻度の粉末)を混ぜた漆を塗るという技法。もう一つは、傷みやすい部分に布を貼り補強していること。さらに何度も塗りを重ねていくという方法から、堅牢さが生まれてくる。 そんな輪島塗の伝統作品から現代までを展示する常設展示室と、アジアの漆芸展や輪島漆芸作家展などテーマに沿った企画展示室に分けて展示を行っている。

世界の美術を気軽に楽しめる
 富山県立近代美術館
常設展示室では、ピカソやシャガール、ルオーら20世紀初頭に活躍した巨匠たちの作品から、日本の抽象美術、グラフィックアートまで、「20世紀美術の流れ」を分かりやすく紹介している。企画展示室では、世界・日本・富山の3つの視点から20世紀の美術を紹介。年間約6回、オリジナリティあふれる企画展を開催している。
前衛的、有機的な外観
 福井市美術館
福井市ゆかりの彫刻家高田博厚の作品が常設展示となっている、福井市郊外にある美術館。アートラボふくいの愛称で親しまれている。外壁にガラスを多用した前衛的、有機的な外観で、館内展示に自然光を多く取り入れ明るい雰囲気になっている。見ることだけではなく、作ることにも力をいれており、こどもアトリエ、市民アトリエなどの企画を通して創作活動を支援している。

片岡鶴太郎の作品が楽しめる
 山中片岡鶴太郎工藝館 
全国的に熱烈なファンを持つ彼の3番目の専門美術館が、この山中片岡鶴太郎工藝館。かねてから北陸の伝統工芸に深い関心を抱いていた鶴太郎が、何度となく山中温泉を訪れるうち、地元漆器店との出会いがあり美術館開館の運びとなった。建物は昭和6年建築の洋館で、平成11年に文化庁の保存建造物に登録されたもの。
夢二のゆかりの地で鑑賞
 金沢湯涌夢二館 
夢二思い出の地に平成12年開館、全国から多くの夢二ファンが訪れている。夢二の生涯を彩った「たまき、彦乃、お葉」ら3人の女性はいずれも金沢に縁が深く、展示室ではその3人を主軸に「旅」「女性」「聖書」の視点から夢二の世界を紹介。作品はもとより、夢二の心の奥までも浮き彫りにする展示内容は見ごたえ充分だ。

その他の北陸の美術館

 南砺市立福光美術館 
館内には、福光町にゆかりの深い棟方志功(版画家)、石崎光瑶(日本画)、松村秀太郎(彫刻家)ら3人の作家の作品を常設展示するとともに、郷土ゆかりの作家の作品展示など様々な企画展を行っている。
 入善町下山芸術の森 発電所美術館
大正14年に建設されたレンガ造りの水力発電所を再生した、全国的にも珍しい美術館。展示スペースには、タービンや導水管など、発電機器類の一部が今も残されており、発電所の趣を今に伝えている。
 富山市民俗民芸村 篁牛人記念美術館 
篁牛人の邸宅跡地に作られたこの美術館では、彼の画業を記念し、彼の作品を後世に伝えるため、絵画や書、彫刻など約700点を展示している。
 セレネ美術館
黒部峡谷の玄関口である宇奈月温泉にある美術館。絵画芸術を通じ、秘境黒部の自然を後世に伝えることをコンセプトにしている。
 石川県能登島ガラス美術館 
能登島向田地区の高台、日本海を見下ろして建つガラス専門の美術館。美術館の建物は宇宙基地を思わせるようなユニークな形で、展示は館内のほか屋外にも設置。
 小松市立本陣記念美術館
小松市出身の元銀行家、本陣甚一(ほんじんじんいち)氏が長年にわたり収集した美術コレクションを展示する美術館。
 浅蔵五十吉美術館
寺井町出身の陶芸家浅蔵五十吉(いそきち)氏の作品を展示している。浅蔵氏は日本芸術院会員で文化功労者、文化勲章の受章者でもある。
 うるし蔵 
藪内佐斗司の木彫作品を展示する「仏手庵」、輪島塗や山中塗を展示する「名匠の蔵」、天井と壁を輪島塗の技法で塗りつくした「漆の蔵」、えくぼのあるお地蔵様がたつ「楫庵堂」がある。
 加佐ノ岬倶楽部 
加賀海岸のビュースポット、加佐ノ岬の入口に立つギャラリー&カフェ。別棟のギャラリーは洋画家・硲伊之助の専門美術館になっている。
 小松市立宮本三郎美術館
小松市出身の洋画家、宮本三郎(1905〜1974)の画業を紹介する美術館。館内には収蔵品数十点が展示され、生前の約50年に及ぶ活躍とその豊かな才能にふれられる。
 白山市立中川一政記念美術館 
「美術は生術であり、生きていることが最も肝要である」という言葉どおり、感動をどう表現するかにこだわった中川一政。小さな町の小さな美術館だが、作品の数々にきっと元気をもらえるだろう。
 金沢市立中村記念美術館
中村酒造株式会社社長であった中村栄俊氏が収集した美術品を公開展示する美術館。茶道美術品を中心に書や工芸品、絵画などが展示され、重要文化財など貴重な美術品も多い。
 石川県七尾美術館
さまざまな全国規模の美術展や、地元ゆかりの作家たちの作品展を開催している能登随一の総合美術館。七尾市の名にちなんだ7つのドーム型屋根が連続するユニークな建物でも知られている。
 大樋焼本家十代長左衛門窯/大樋美術館
加賀百万石の御用釜として金沢の茶道文化を築いた大樋焼の魅力を紹介している。また、伝統に甘んじることなく、新たな道を歩み続ける大樋焼きにふれることもできる。
 ゆのくにの森 
ゆのくにの森内には随所にギャラリースペースが設けられており、体験や園内散策の合間にさまざまな美術工芸品が鑑賞できる。
 若狭たかはまエルどらんど 青の里ギャラリー
高浜町が収集した、人間国宝の陶磁器、漆器等の優れた芸術作品を展示公開している。大場松魚氏の漆芸平文瑞祥四方盆など20数点ものコレクションが一堂に並ぶ。

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